- 転職活動のモチベーションが湧かない…
- 現職に残ったほうがいいのかな?
- 転職したらなにが待ってるの?
良い求人がない、書類で落とされる。こんなことが続くと、転職活動のモチベも下がりますよね。
そんなときは「現職に残ること」を検討してみるのもオススメです。実は正直なところ、現職がブラック企業でない限り、「現職に残ったほうが楽」ですから。
たしかに、転職すると年収が上がったり、仕事の幅も広がります。でも、転職したての頃は「想像以上のストレス」が発生します。
ちなみに、この記事を書いている私はこれまで転職経験3回、今は会員数500万人以上の転職メディアで事業企画を3年ほどやっています。

この経験から、現職に残ったほうが良い5つのパターンを紹介するよ。
「焦って変な会社に転職する」のが一番の失敗パターンです。
そうならないためにも、「現職に残ったほうが良いパターン」と、「転職後に待ち受けているハードル」について、実体験も踏まえて紹介していきます。
現職に残るべき5つのパターン

まずは、現職に残るべきパターンを紹介します。
次の5つに当てはまるようなら、転職せずに「いまの仕事に残ったほうが良い」かもです。
- 仕事がラク
- 人間関係が良好
- 給料が悪くない
- 成果を出している
- やりたいことが不明確
順番に解説していきます。
仕事がラク
今の仕事に慣れてしまって「仕事がラクだな〜」と感じてる場合は、転職しないほうがいいかも。
ただ、仕事がラクだとしても、以下のような不満があるかもしれません。
- 仕事は全然おもしろくない
- 事業としての将来性も感じない
たしかに仕事に面白みを求めるのは素晴らしいこと!でも、「仕事がラク」ってのは思っている以上に、恵まれてることです。
仕事がつらくて、転職を考える人の多いこと…。
それでも、仕事がラクすぎて物足りないのであれば、例えば副業を始めるのも手です。収入口を増やすほうが、時代にはあっていると思いますよ!

選択肢は、転職以外にもあります!
人間関係が良好
もし、いま「良好な人間関係」を構築できているなら、それを失うのは非常にもったいない!
あとでもお伝えしますが、転職後にもっとも困るのは「人間関係」だからです。
仮に転職した場合、新しく人間関係を作るために次のようなことをしなくてはいけません。
- 新しく名前を覚える
- 自己紹介を何回もする
- 信頼を得る
特に、他人から信頼を得るのは本当に時間がかかり大変です。仕事で成果を出したり、日々のコミュニケーションの積み重ねが大事になるので。

今の職場で信頼関係が築けているなら、それを失うのはもったいないですよ!
給料が悪くない
サービス残業が横行してるとか、明らかに薄給でなければ、現職に残るのも悪くありません。
たしかに、転職は「給料を大きくアップさせる可能性」があります。現職のままだと、少しずつしか上昇しませんからね。
でも、会社員の場合「年収と忙しさはほぼ比例する」ということには注意が必要です。仮に年収アップできても、「忙しさもアップ」してしまうってことです。
次の記事で業界・職種別の年収や、時給など30種類のランキングをまとめているので、年収が気になる人は参考に!
成果を出している
今の仕事で成果を出せているのであれば、引き続き現職に残るのは大いにアリです。
現職に慣れてしまってると見失いがちですが、きちんと成果を出せているのはすごいことです。(成果も出さずに居座っている社員も周りに多いはず…)
もし、仮に転職した場合、同じような成果を出すまでには相当な時間がかかります。そもそも、成果を出すには「経験・スキル」以外にも、次のようなことが必要だからです。
- 社内外の人脈
- 他者からの信頼
- システムの習熟度
- 社内ルールの習熟度
人脈や信頼なんて、手にするまでけっこうな時間がかかります。なので、転職してもすぐに成果なんて出ないんですね。

場合によりますが、転職したら1年くらいは成果が出にくいです。
やりたいことが不明確
現状に不満はあるけど、別に「やりたいこと」はない。(でも、現状維持は嫌!)
という場合は、まだ現職に残ったほうがいいと思います。
一度転職しちゃうと、そこからの方向転換は難しいからです。再び転職活動をするとなると、相当な労力もかかりますしね。
やりたいこと・方向性が見えてないのなら、「まだ転職のタイミングではない」と捉えてみてはどうでしょうか?

焦って転職しても、後悔するだけです!
「コレやりたい!」という強いモチベーションが湧いてからでも遅くはありません。少しタイミングを遅らせるほうが、焦って失敗するより断然マシです。
転職後に待ち受けてる5つのハードル

次に、転職後に待ち受けているハードルについて解説します。
転職未経験だとわからない部分も多いと思いますが、転職すると次のようなハードルが待ち構えています。
- 人間関係の構築
- 業務を覚える
- システムを覚える
- お作法を覚える
- 成果を出す
人間関係の構築
転職したあとの最初のハードルは「人間関係の構築」です。
転職してすぐの頃は「はじめまして!◯◯です。」というやり取りを何度もしないといけません。
そして、そういう儀式を済ませたあとに、次のようなことを1からやって、時間をかけて信頼関係を作っていく必要があるんですね。
- 自己紹介をする
- 名前と顔を覚える
- 相手のことを知る
- 仕事で成果を出す
- 信頼関係を作る
人間関係については、本当に「1からやり直し」になります。

これが、転職後の「最も高いハードル」なんです。
業務を覚える
人間関係の次は「業務」です。
仮に、同業に転職したとしても、業務フローは異なるので覚え直しです。ましてや、異業種に転職したら、もっと覚えることがたくさんです。
さらに、業務フローだけでなくて、次のようなことも覚えないといけません。
- 競合他社・製品
- 社内用語・専門用語
- 社内ルール・手続き
覚えるまでは、チームメンバーともコミュニケーションは取りにくいです。相手が何を言ってるのか、わかりませんからね。
それに、相手にいちいち説明を求めるのもストレスですよね。というわけで、業務を覚えきるまでは、かなりの労力がかかってくるので大変です。
システムを覚える
それから、地味にめんどくさいのがシステムの使い方ですね。
会社独自のシステムが必ずあります。多くの場合は、研修を受けて、マニュアルを読んで、OJTでより詳細まで習うというような順序で進みます。
そして、もしそれらのシステムが使いにくかったときは悲惨ですね。

こんなクソシステムで仕事するのか…となった日には絶望です。。
お作法を覚える
これも、かなり厄介なハードルです。
業務でもシステムでもない「明文化されてないお作法」が、どの会社にもありますよね。
例えば、こういうやつです。
- メールの書き方
- ドキュメントの作り方
- 言葉の使い方
- 調整のやり方
- 根回しの方法などなど、
こういったお作法をどれだけ抑えられるかで、生産性が変わってきますよね。ここまで覚えてはじめて業務が上手くできるようになるってものです。
思い返してみると、今の会社にもこういったお作法はたくさんありますよね?
そして、その重要性にもピンとくるはずです。
成果を出す
当たり前ですが、仕事をするわけですから必ず「成果」を求められます。
転職したばかりだからという言い訳は、半年くらいしか通じません。年次が高く、役職がついてたりしたら言い訳なんかしてられません。
成果が出せないままだと、当たり前ですがプレッシャーがのしかかってきます。
人間関係を構築して、業務・システム・お作法を覚えて、その上で自分なりの成果をあげないといけません。転職した序盤でしくじると、もう使えない人扱いです。
みなさんが転職者を受け入れるときも、そういった判断をしてますよね?

最初は大目に見てもらえるけど、ずっとじゃないです・・・
転職先にすぐに順応できればいいですが、正直入社してみないとわかりません。けっこうなリスクです。
とはいえ、働く以上は成果を出すというハードルは変わらずあります。
どうしても転職したい人へ【適職を見つける方法】

ここまでで、現職に残ったほうが良いパターンと、転職後に待ち構えているハードルについて解説してきました。
それでも「やっぱり転職活動を続けたい!」というなら、すこし視点を変えて仕事を探してみるのがおすすめです。
ここでは、なんとなく転職サイトを見ながら仕事を探すのではなく「科学的な適職の探し方」を紹介します。
『科学的な適職』というベストセラー本にかかれている、仕事探しの7つの法則と7つの大罪という方法です。
仕事を探すときはこの7つの法則を参考にすると、自分にあった仕事にめぐりあいやすいです。
- 辛い仕事を我慢して続けても幸せにはなれない
- 「好き」を仕事にしてはいけない
- 性格診断テスト、適性テストを信じてはいけない
- 自分は「攻撃型」か「防御型」を把握して事に当たるべし
- 嫌いなこと、苦手なことを排除せよ
- 自分を客観視してバイアスを取り除け
- 「良いキャリア」に偶然は欠かせない
一方、次の7つの大罪には要注意です!特に好きを仕事にとか、性格テストにはハマりやすいので気をつけましょう。
- 好きを仕事にする
- 給料の多さで選ぶ
- 業界や職種で選ぶ
- 仕事の楽さで選ぶ
- 性格テストで選ぶ
- 直感で選ぶ
- 適性に合った仕事を求める
実際に本を読んでみたいという方はこちらからどうぞ!
ということで、転職活動を辞めて現職に残るべきパターンについて解説してきました。
仕事に慣れてきたり、成果を出せるようになったりすると、たしかに現状には不満が出ます。それはそれで、自分が成長した証でもあるので前向きに捉えましょう!
もし、余裕があるなら転職するよりも、副業で稼ぐとか、自分で稼ぐ方向にシフトするほうが、時代にはあってると思います。例えば、ブログを始めるとか。
どうしても転職にチャレンジしたい場合は、自分にあったホワイト企業を探して受けるのがおすすめです。
探す方法はこちらで紹介しているので、この通りにやれば失敗せずに転職活動を進められますよ!