- リモートワークは病むって本当?
- なにか対策はないの?
リモートワークをしてみたいけど、病むって聞いて心配になっていませんか?
実は、リモートワークでは「孤独」という特有のストレスがあって、それが病む原因になっています。

この孤独に上手く対処できなくて、メンタル不調になって休職っていう事例も何度か見てきました。
ちなみに、私は2020年4月からリモートワークを開始して、現在も継続中です。2020年度は出社回数5回というほぼフルリモートワークです。


この記事では、リモートワークにおける孤独の原因と対策を解説するよ!
もちろん、全員が全員病んでしまうわけではありません。まずは、孤独になる原因を知ることで、対策を立てられるようになります。この記事では、孤独の原因と対策をしっかり解説していきますね!
孤独を感じる3つの原因


特に一人暮らしだと余計に孤独を感じやすいです。実際に私も一人暮らしですが、リモートワークを始めた頃はめちゃくちゃ孤独を感じてました。。
孤独を感じる原因は、次の3つです。
- 気軽に雑談ができない
- 周りの状況がわからない
- 時間的な余白がない
比較してみるとこんな感じです。
出社 | リモート | |
---|---|---|
雑談頻度 | 多い | 少ない |
周りの状況 | わかりやすい | わかりにくい |
時間的な余白 | 多い | 少ない |
出社してるときと比べて、リモートワークだと周りの人との接点が非常に少なくなります。会議がなければほとんど人と会話することはありません。
さらに、時間的な余白もなくなるので、忙しさを感じやすくなります。具体的には、会議室の移動などの時間がないので、隙間なくタスクや会議が設定されるんです。
それぞれ順番に詳しく解説しますね!
気軽に雑談ができない
リモートワークになると、人と話す機会が激減します。
チャットなどでコミュニケーションできますが、要件があるからチャットするっていうのが普通です。


オフィスでしていたような何気ない雑談は、ほとんどありません。
オフィスだと常に周りに人がいて、気軽に相談したり、特に用がなくても世間話をしたりできます。でも、在宅で仕事をすると、それができなくなります。用事がない限り連絡しません。
何気ないコミュニケーションが、悩み解決やストレス解消に役立っている人も多いと思います。でも、リモートワークになると、それができなくなるため孤独を感じてしまう人は多いです。
周りの状況がわからない
リモートワークになると、周りの人達がどういう状況で仕事をしてるのかわかりません。
オフィスだと、周りの声や、雑談の中から周りの状況を知ることができました。でも、リモートワークだとそれができません。


周りが見えないことで、自分が取り残されているという不安を感じやすくなります。
特に、コロナ禍で外部環境が大きく変わる中、業績が落ちてたりするとなおさら。
このままで大丈夫なのか?とか、今の仕事のペースで良いのか?とか、周りが見えない不安から孤独を感じるようになります。
時間的な余白がない
リモートワークだと、ちょっとした会議室の移動のような無駄時間=余白がなくなります。
仕事が効率化され、生産性が上がるっていう面ではプラスになるけど、1日の仕事量は増えます。
人によっては朝から晩までぎっちり仕事が詰め込まれます。ミーティングの後に、すぐミーティングのようにちょっとした休憩の時間もない。


時間の余裕がないと、心の余裕も失われていきます。
「誰にも見られていないんだからサボればいいのに!」って思える人なら良いけど、みんながみんなそういう思考ではありません。
真面目な人ほど、効率化された仕事によってすり減っていき、孤独につながっていきます。
孤独に対する3つの対策


リモートワークによって、会話が減り、周りの状況もよくわからず、さらに効率化された仕事で心をすり減らすことで、孤独になっていく。
「じゃあ、いったいどういった対策をしていけばいいの?」
こんな疑問に対して、実際に1年以上リモートワークをやってきた経験から、3つの対策を紹介します。
- 雑談を増やす
- 状況を可視化する
- 適度にサボる
順番に詳しく解説していきます。
雑談を増やす
オススメは、1on1を増やすこと。
1on1は1対1のミーティングのこと。この1on1を週次で定期的にやっていくのがおすすめです!
リモートワークになると、雑談をする頻度が激減します。なので、仕事の相談だけでなく雑談も含めて1on1で定期的にコミュニケーションをとっていくのは大事!
仕事の進捗だけじゃなくて、最近の困りごととか、悩みとか、そういったことも話していくと、一人でいろんなことを抱え込まずに済みます。


意識的に雑談をするのが大事!
もちろんマネージャーとやってもいいし、メンバー同士でやるのも気軽に話せておすすめです!
状況を可視化する
周りの状況がどうなってるのか?を可能な限り可視化して共有するのがおすすめ!
例えば、チームで毎週定例ミーティングをして、それぞれが何をしてるか可視化しておくとよいです。
今どういう仕事をしてて、進捗はどうなってて、課題はどんなものがあるか?をみんなで共有し合う。
パッと見は無駄っぽいけど、無駄な話もリモートワークでは大事です。
生産性一辺倒になると、メンタルが不調になりやすいです。
だから、あえて無駄な共有をしていくっていうのも大事ですよ!
適度にサボる
最後は適度にサボりましょう!っていう対策・・・笑
でも、これはかなり大事!余白がない分、仕事を詰め込めるのがリモートワーク。
だから、適度にサボって息抜きをするのも大事です。
せっかく家にいるんだから、合間に家事をやるとか、ちょっとベランダに出て休憩するとか。そういったことを挟むだけでも違ってきます。
オフィスだと、周りの目があったから「サボるなんてもってのほか!」って感じだったかもしれないけど、実際はみんなコンビニ行ったり、タバコ行ったりしてたはず。
だから、あんまり真面目にならずに、適度にサボりましょう!
ということで、リモートワークにおけるストレスの原因と対策を解説してきました。
リモートワークは効率的に仕事ができます。でも、だからといってとことんまで効率化すると、メンタルにダメージが及びます。
今まで無駄だと思ってたことが、実は大事だったんだなぁって感じますね。
ただ、人によってストレスの感じ方は違うし、慣れる部分もあります。
リモートワークのメリットはすごく大きいので、適合できそうだったらぜひチャレンジしてみてほしいです!
リモートワークにチャレンジするに当たって、リモートワークに向いている人・向いてない人の特徴もまとめたので、ぜひこちらもチェックしてみてください!