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アクセンチュアといえば、イケイケの外資系コンサルティング企業ってイメージですよね。
かくいう私も2014〜2016年までアクセンチュアにいたことがありますが、いざ入社してみると、その実態はイメージとけっこうギャップがあります。
ということで、この記事ではアクセンチュアの仕事内容や働き方、良いところ・悪いところを、実際にアクセンチュアに在籍してた経験をもとに解説します。

可能な限り、リアルを書いていきますね!
ちなみに、アクセンチュアは、外資だけあってブランディンがうまいです。
つまり、「外から見たアクセンチュアと、内側からみたアクセンチュア」はけっこう違うということ。
これからアクセンチュアに転職したいな〜と思ってる人は、ぜひ読んでみてください。イメージだけで転職すると、けっこう痛い目を見るので(実体験)
アクセンチュアの仕事内容

アクセンチュアは「世界最大のコンサルファーム」で、日本法人も1.5万人を超える規模。
超巨大な会社ゆえ、どんな仕事をしているのかイマイチわかりにくいですよね。コンサルなの?SIerなの?と疑問を持つ人もいるかと思います。
アクセンチュアは組織も事業内容も時代によってコロコロ変わります。「特定の事業」だけやってるという会社ではありません。
でも、コアになるところはあります。
それは、テクノロジーを中心とした、コンサルティング+システム開発・保守です。
アクセンチュアは「テクノロジーの会社」です。経営コンサルみたいなイメージがあるかもしれませんが、実態は「IT企業」です。
もちろん、経営コンサルもしてるけど、それ以外の割合が圧倒的に多い。
そして、アクセンチュアの強みは、ただのコンサルティングだけじゃなくて、ソリューションの提供(主にシステム導入)まで一気通貫でできるところ。
つまり、「コンサルティング+システムの導入+保守までを全部請け負える」ところです。
なので、人によってはシステム開発をすることもあります。コードを書く人もいます。

実はアクセンチュア時代、プログラミングしてたことがあります!
こんな感じで、超幅広い領域を扱っているのがアクセンチュアです。
アクセンチュアでの働き方

アクセンチュアの本社は赤坂にあって超キレイです。でも実は、ほとんど行くことはありません。
アクセンチュアの働き方の基本は、クライアントワーク。つまり常駐です。
アクセンチュア社員のミッションは「クライアントの課題解決」です。そして、そのクライアントの課題は現場にあります。なので、クライアントの側にいる必要があるんですね。
そのアクセンチュアの社員は、クライアント先に派遣されて仕事をします。ただ、その単価がめちゃくちゃ高いってのが、一般の派遣社員との違いです。

わかりやすく言うと、超ハイスペック派遣社員です。
ということで、アクセンチュアに入ったあとの働き方は「客先に依存」します。アクセンチュアのルールはもちろんありますが、出社やリモートワークの状況は客先によりけり。
もちろん、金融機関に常駐になれば、朝は早いし、スーツを着ます。場合によってはスマホは持ち込み禁止です。
こうやって「クライアントに合わせて仕事をする」のが、アクセンチュアの働き方です。
アクセンチュアの良いところ 4選

アクセンチュアの良いところは、次の4つです。
- 蓄積されたナレッジがすごい
- 優秀な人が多い
- グローバル感がある
- 退職後もネームバリューが効く
順番に解説していきます。
蓄積されたナレッジがすごい
私がアクセンチュアにいて最もすごいと思ったところは、本当に「グローバルでナレッジの共有をしている」ところです。
日本企業のよくある課題として「ナレッジの共有ができてない」ってのがありますよね。でも、アクセンチュアは「世界レベル」でナレッジの共有をしています。
もしアクセンチュアに入ることができれば、世界中のアクセンチュア社員が作った提案書やレポートなど、あらゆるナレッジにアクセスすることができます。

英語の資料も多いですが、本当にいろいろ共有されてます。
それから、「システム開発の方法論やツール」などもすべて標準化されています。
グローバルで共通の方法論があるので、日本の案件でも上海やフィリピン、インドなどのオフショアセンターとスムーズに開発を進めることができます。
(もちろん、案件によっては独自のフレームワークを使うことも多々あります)
他にもEラーニングのコースもたくさんあったりと、勉強をするって意味でも最高の環境が用意されています。
優秀な人が多い
なんだかんだ「優秀な人」は多いなと思います。
外資系と聞くと、高そうなスーツに身をつつんで、見た目もバッチリ決めているイメージがあると思いますが、普通のおじさんみたいな人もたくさんいます。
でも、前職のSIerのときと比べるとみんな熱心だし、頭も良かったです。なんだかんだ、ハイスペック揃いでした。
それから「Think Straight, Talk Straight」って文化が特徴的です。要は「思ったことはまっすぐに言え!」ってこと。
なので、クラス(肩書き)とかはあんまり関係なく、みんなフランクに意見を言い合います。それも、外資系っぽくてよかったです。
あと、最近はどうかわかりませんが、昔はWork hard, Play hardって感じもありました。

22時から飲むとか、六本木が好きとかバブル感がありました!
今だとあんまり飲みには行けませんが。。
グローバル感がある
やっぱりグローバルカンパニーだなぁと思う瞬間は多々あります。
まず、入社した瞬間にそれは感じます。
- 入社時の説明資料もけっこう英語
- パソコンのキーボードもUS配列
- 送られてくるメールもけっこう英語
- 社内のシステムもけっこう英語
やっぱり英語が多い時点で、グローバル感はなんとなく感じますし、オフィスでも外国人は普通にいます。
私も、インド人にJavaを習ったこともありますし、上海のメンバーと一緒にプロジェクトもやったことがあります。
こんなかんじで、外国の人と関わることは普通にあります。規模の大きさを感じられて、心躍った記憶がありますねー!
退職後もネームバリューが効く
辞めたあとでもアクセンチュアのありがたさを感じることがあります。
例えば、転職活動してても「アクセンチュアにいた」ってだけでスカウトメールが個別で届いたりします。
ちなみに、今の会社に入ったときも「昔アクセンチュアにいた」ってだけで、すごい人扱いされたりします。

日本は肩書きが大事ってのは、残念だけど本当!
そんな感じで、元アクセンチュアの肩書は意外と重宝しています。
それから、ネームバリューとは違いますが、アクセンチュアはアルムナイというのがあって、要は卒業生のコミュニティです。これに入ってるといろんなニュースや「またアクセンチュアに戻りませんか?」みたいな案内がきます。
アクセンチュアの悪いところ 3選

なんだかんだ、アクセンチュアにも悪いところはあるので紹介します。
- 詰めてくる人もいる
- 忙しくて当然な風潮も
- そこまで高給じゃない
順番に解説します。
詰めてくる人もいる
身近にはそんなに多くなかったですが「詰める文化」もなくはないです。
ちょっと昔の文化だとは思いますが。(今だとパワハラになりかねません)
でも、結果出してナンボの世界なので「OUTPUTの質」が悪かったら怒られます。みんな成果に対しては真摯に向き合っていますので。
そして、アクセンチュアは頭がいい人も多く、論理的にものを言ってきますので、それがきつく聞こえてしまうこともあります。
ただ、多くの場合、自分のOUTPUTの質が悪いだけなので、自業自得ではあります。
忙しくて当然な風潮も
早く帰りなー!って言ってくれはするものの、言ってる当人はけっこう残業してたりします。
今はけっこう改善されているようですが、昔は残業いっぱいしてる人も多かったです。
気になる人は、口コミサイトを活用して、残業の実態について調べてみるのがオススメです。
ちなみに、私はけっこう早く帰ってましたけど。
そこまで高給じゃない
外資系コンサルというと「高給」なイメージがありますよね。
でも、アクセンチュアはイメージよりはけっこう普通です。マネージャー以下だと「残業して稼ぐスタイル」なので、ノー残業だと他よりはちょっと高いくらいでしたね。
もちろん、クラスがあがっていけば給料はどんどん上がりますが、マネージャー以下だとそこまでって感じですね。

いきなり高給にステップアップとかはない!
アクセンチュアに向いている人の特徴 3選

個人的にはアクセンチュアは良い会社だと思っていて、転職の相談をされたら必ず勧めるほどです。
特に「こんな人はアクセンチュアに向いてるなー」って人の特徴を3つほど紹介します。
- 成長志向が強い
- 自己主張できる
- 主体的に動ける
順番に解説します。
成長志向が強い
そもそも、ずっといるつもりでアクセンチュアに入る人は、ほぼいません。
みんな「踏み台」として入ってきます。なので、みんな「成長志向は強い」です。
アクセンチュアは優秀な人も多いし、何よりナレッジがたくさんあります。成長志向が強い人なら、これらのリソースを最大限活用できると思います。

自分の成長のために入社するのは大いにアリ!
自己主張できる
あんまりおとなしい人は向いてません。
というのも、アクセンチュアの人は意見があればみんな口に出します。むしろ、黙ってるだけじゃ何も手を差し伸べてくれません。
一方、ちゃんと言えば助けてくれます。「親切な人」も多かったです。それに、マネージャーとかに相談すれば、自分の希望する仕事をさせてもらえます。
なので、やりたいことや困ってることを素直に主張できる人は向いています。
主体的に動ける
アクセンチュアに入って受け身でいることは「時間の無駄」です。
ずっといる会社じゃないので、短期間のうちにレベルアップして、次のステージに行くってのがよい過ごし方。
そうした時に、自分から「やりたい仕事」を取りに行ったり、やりたい勉強をやったりと、自分から動けることが大切になります。
なので、目標を持って自分からアクションしていける人だと、アクセンチュアを楽しめると思います。
ということで、アクセンチュアの良いところと悪いところを紹介してきました。
アクセンチュアは良い会社です。迷われてる方はぜひ面接を受けてみることをオススメします!
ただ、選考の受け方には注意があります。
アクセンチュアを受ける時に、アクセンチュアの採用HPから選考に申し込むのはちょっともったいないです。
どうせなら、転職エージェントを使うのがオススメ。なぜなら、推薦状付きで応募できるので、受かる確率が高まるからです。それから、面接日程調整や給与交渉もしてくれるます。

気が引けるけど、給与交渉は本当に大事!
「アクセンチュアに入って何をやりたいか?」みたいな質問は鉄板。的確に答えるには、リサーチが重要です。その時間を捻出するためにも日程調整のような事務はエージェントに任せましょう。
エージェントならどこを使ってもいいのですが、オススメはリクルートエージェント
人材業界に勤めるプロ目線で他の大手転職エージェントとの比較もしているので、こちらの記事も参考に!
もし、初めての転職であればこちらの記事も参考にしてみてください!アクセンチュア、オススメなので頑張ってくださいね!